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庭師便り(2017.7月・夜イベント)

皆さん、こんばんは( ΦωΦ )
先程突然雨が降り出した楽水地区、ベランダに降り込んできたので
「ああっ、幻ちゃん(°д° )」
とサボテン幻楽の幻ちゃんを取り込んだのだが、内心幻ちゃんと共に室内で過ごせる事に
(...( ΦωΦ )ヘッヘ🎶)
と思っているいやらしい楽水であった😂
と言っても普段網戸一枚隔ているだけで常に確認出来る位置に幻ちゃんはおるのだが、やはり近いと嬉しいものである😼フッ
余談はさて置き、先日園で行われた夜の温室イベントについてまず綴りたい️📝

今年のポスターはいい感じ。
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ガイド班は18時、その他メンバーは19時集合だったのだが、早目に行って畑に水やりしようと思いつつ、何やかんやで着いたら18時前。
これを持参しました( ΦωΦ )っ🍙
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少し前の記事に書いた、ローゼルに塩をまぶしたものを餅麦をブレンドしたご飯に混ぜて。
梅干しみたいで爽やかな酸味だし、一つは同じくガイド担当の友に差し入れ。
腹が減ってはガイドが出来ん😼🍴
僕は昔から、頭を使うとすぐに腹が減るのだ😂
イベントと関係ないが、園のベニバナサワギキョウさん😌
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一年ぶりに花と再会。
因みにこれから株分けたものがベランダでも開花中だが、多分3歳かな?
夕方になると、ユウスゲの花も開花。
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僕はユウスゲの側のベンチで、仲間の紳士とネムノキの話をしながらおにぎりタイム🍙
突如開かれるのは、「ご自由にお持ち帰りください」コーナー。
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いいなと思う鉢があったが、盆栽鉢で浅かったのでやめた。
子供の頃は親父がサツキの盆栽をしていたので家に盆栽鉢がいっぱいだったが、どれも釉薬がかかっていない素焼きタイプで、どうも親父は鉢にはこだわってなかったんだなと思った。
今度聞いてみよう😁

暗くなる温室。
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向こうに見えている明るいエリアでのイベントだが、急にローズマダムがサボテンの「夜の女王」をガイドする事になり、それより大株がある暗いサボテンエリアに飄々オジサン、ローズマダムと3人で。
因みに夜の女王だが、直径30cmほどの花をつけるサボテンで世界で2番目に大きい花だそうな。
1番はラフレシアだが(90cm)、ショクダイオオコンニャクの方が一見大きく見えるよな、みたいな(あれは花に見える部分が花ではない)。
で、その立派な花が温室の奥地で開花し終わっており、サンプルに花殻を採取しに。
飄々オジサンの懐中電灯頼りに、僕がその辺の支柱を手探りで引き抜き、高い所にあった花殻を叩き落としてミッション完了😼
暗くなって参りました。
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お客さんも集まってきた。
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...ちょっと光り過ぎた😁
まず、外で第一部。
紳士とオレンジマダムがユウスゲ、ポーチュラカ、オシロイバナなどについてガイド。
オレンジマダムは懐中電灯とマイクを持って話していたのだが、途中マイクと勘違いして懐中電灯を顔の下に持っていき、
「あら、これマイクじゃなかったわ…。
すいません、怖い顔で(〃ω〃)」
と言っていて笑えて和んだ😁

次は第二部、いざ温室へ。
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入口にあるマツリカが芳しい。
写真を撮り忘れたが、今年も温室内で流す音楽は楽水担当。
夜間開放はこのイベントの日だけだが(普段温室は16時まで)、約一週間ある展の期間中に流すアルバムを5枚チョイス。
この日はバリ系チルアウトのアルバムだった。
温室トップバッターは楽水。
これは下見の時に撮ったピンボケ画像だが、手前にある今年温室デビューした熱帯スイレンをガイドしました。
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生憎つぼみも上がってなかったが、僕は以前
「そこに生えてもないウコン」
について強引にガイドした事もあり、花が無いくらいノープロブレムであった😼👍
たどたどしいスタートで話し始めたガイドだが、その途中で話したのがハスとスイレンの違い。
この手拭いは昔職場の先輩に
「蓮、好きでしょ|ω・)?」
とお土産に頂戴したものなのだが、皆さんこれはハスとスイレンのどちらと思いますか( ΦωΦ )?
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まぁ、花を見たら分かったりするが、葉の違いを挙げれば
☆スイレンの葉は水に馴染み、ハスの葉は水を弾く
★スイレンの葉は水に浮き、ハスの葉は水から高く伸びる
✩スイレンの葉はエッジに切れ込みがあり(ハッキリしたものから細かいものまで)、ハスの葉はスムースにフリル状
...となっております。
よってこの手拭いは植物学視点で見るとスイレンだが、わざわざ僕が蓮好きだと思い出して購ってくれた先輩の気持ちが嬉しい。
だからこれは僕の中では蓮モチーフなのだ。
そんな10年物手拭いのエピソードだが、植物はそんな風に時空間を超えて人や生活に添ってくれる気がする。
...昔めちゃくちゃ蓮好きだったのだが、何だかすっかりその熱が落ち着いた楽水。
エピソードを台無しにするような情報だが😂
皆さんは好きな植物モチーフはあるだろうか?
関係ないが、僕は昔からツバメ柄が好きだ😂💫

賑わう温室。
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今年はガイドする植物が隣接していたり、また人が多くてまともに写真を撮れなかった。
友はホタルの木をまずガイドしたが、その間夏休みの自由研究にするのか、小学生男子の質問に答えていてガイドが聞けず。
スイレンは古代エジプトでは太陽のシンボルとされ、「ナイルの花嫁」と呼ばれていたそうなのだが、少年がその部分を再度聞きたいらしかった。
「エジプトにナイル川って川があるねんけどさ、きっと昔ナイル川の辺りにスイレンがいっぱい咲いててんで~......多分( ΦωΦ )」
「...φ(..)メモメモ👨」
...嘘やったらスマン😂
その後もお客さんに何やかんや話しかけられたり、イランイランのガイドが行われている時は
「こちらにもイランイランがありますよ( ΦωΦ )ノ」
とお客さんを案内したり、結局人のガイドをまともに聞けず終い。
友がガイドしたゲッカビジンの横には、このような標本が。
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約20年もののアルコール漬け。
課長と開けて匂ったが、色の濃い方はホワイトリカーやウォッカ漬けっぽかった。
昔タイの領事館長の奥さんが漬けたゲッカビジン酒を、そのお宅で満月の夜に開花したゲッカビジンを愛でた後に頂戴した事があったが、それと同じく花の甘い香りがした。
そして最後に僕がプルメリアをガイドし、この日のガイドは終了( ΦωΦ )ノ

園は夜間閉園するし、要所々々にしか街灯が無い。
僕は鳥目なのでオフィスの明かりを目指してお客さんたちに混じって歩いていると(蛾か)、
「今日はご苦労様です、大変ですね~」
とお客さんに話しかけられてビビった😂
「いえ、皆植物好きなメンバーばかりなんで~(〃д〃)」
よく見ると、始めのスイレンの時から最前列で熱心に参加してくれていたお客さんだった。
...スキンヘッドだったから記憶に残っていたというのは秘密である😼😂
「今日は本当にありがとうございました(・∀・)」
「いえ、こちらこそ~(〃ω〃)」
こうして喜んで貰えたら、こちらも嬉しいし有難い。
最近ぶっ通しでガイドをしているが、それもあるのかガイド参加者のお客さんに話しかけられる事が増えた。
初ガイドから2年程経っているような気がするが、当初は3ヶ月に一度の担当だった。
知らない人相手に特定の植物をガイドするわけで、当然いい加減な事は言えないし、しかし突っ込んで質問された場合、知らんものは知らんと言える気持ちも大切だ(その場合は園芸の先生に質問してもらう)。
やはり緊張するし、しかし最近は緊張と開き直りの混在😂
自分が担当するガイドが終わって
「...やれやれε-( ΦωΦ )ホッ」
とゆっくり感じる間もなく次の準備をしたり、お客さんに質問されたりし、気付けば終わっていた...というのが現実で、そこに無事終えたとか、やった感が無く過ぎていっている。
まぁ、来月はガイド自体が無いので夏休みだ😁

ガイド後、お客さんにお土産の苗を振る舞う。
途中蝉の羽化観察に出掛けたのだが、仲間が照らしたライトが強すぎて発光蝉しか撮れなかった😂
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地中から出てきたばかり、さぞ眩しい事だろう😓
しかし、見る度に神秘を感じる。
「...頑張って( ΦωΦ )ジッ」
と見守りたくなる。
先日園で羽化途中に命を落とした蝉の話を
「あっこにな、可哀想な蝉が...(´ΦωΦ)」
と事務女子から聞いたのだが、途中力尽きたか引っかかって脱皮出来なかったか...。
地中で長い時間過ごし、羽化中にも危険がいっぱい。
また成虫になって約二週間の命とされるが、その間食事も摂らず(樹液のみ)。
羽化中に命を落とした蝉は何の為に生まれてきたのだろうと、ハーブ畑で事務女子としみじみしたものであった。
そんなハーブ畑より、非日常な夜のフェンネル。
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フェンネルにも蝉の抜け殻があり、耕す畑でよくぞ無事だったなと安堵したε-( ΦωΦ )ホッ
蝉の子って、意外と浅い地中にいるもんだし。
以前林ゾーンに皆でクリスマスローズを移植する際、何故か僕が掘る場所ばっかりから蝉の幼虫が出てきた事があった。
別の場所に穴を掘って埋めておいたが、運悪くある個体を鍬で真っ二つにしてしまった。
この時は一週間は心苦しかったし、しばらく穴を掘ったり耕すのが怖くなったものであった😖
脱線して蝉話になったが、そんなこんなで今年の夏イベントも無事終了。
アジトで皆でアイスを食べて解散した。
お疲れ、我々😁
この日は24時間で3回シャワー浴びたわ😓😂
負けるな常在菌😼
そんな、イベント庭師便りでした。
...他に余話を書く気だったが、力尽きた😂
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by tuchinoko-sha | 2017-07-27 22:50 | 植物&ガーデニング系