人気ブログランキング |

カテゴリ:文芸系( 79 )

「月と柑橘」/ 詩

d0354903_22440806.jpg

まだ暑かった頃
夕べの空は おっとりと藍色に染まり
丸い柑橘の影絵を浮かび上がらせて
「ほら、あれだよ。君なら手が届くだろうに」
「届いても盗らないよ」
そう答えながら 君は含み笑いで
墨絵のような柑橘の下を
二人で通り抜けて行ったっけな

もう 色付いてきたよ
あれから月日は流れて
豊かな実りは ずしりと下がり
更に手が届きやすい塩梅
しかし君はまた
それでも盗らないと笑うだろうね

d0354903_22580454.jpg

今朝の空は雨雲
肌に触れる空気も 更にひやりと感じて
どことなく物憂げで億劫な気配
しかし自転車で風を切り
雲も流れ 移り変わる気分と空模様

額縁で切り取ったような 
南の空に印象的な眺め
力強い対比が 晩秋の頭上に広がり
鳥の鳴き声と菊の花が
季節の深まりを彩る

d0354903_23022168.jpg

夜になると 
満月を控えた月はいやに美しく
そう同じ事を思っていた君より 言葉が届く
「こんな日に会えたらいいのに」
僕は雨でも新月でも構わないよ
しかし こんな日には尚更
月が美しくて喜びが増す
「周りは風邪ばかり、君も気を付けて」 
君の言葉は
そんな風に締め括られていた

僕が思うより
君はうっかりしがちで
本当にうっかり屋なんだと思う事が
しばらく前にもあったのだった
しかし君
何か忘れていないかい?
例えば
「誕生日おめでとう」
とか
月が美しくて 
夜は 
含み笑いで

d0354903_23201068.jpg


by tuchinoko-sha | 2018-11-22 23:22 | 文芸系

「poesy」/ 詩

d0354903_21253423.jpg

「秋は夕暮れから」
そんな表題で始まる 君のメッセージが
まるで枕草子か何かみたいで
僕が暫く 書けずにいた間も
君は詩情を感じていたかい?
滔々と流れる
この川のような日々の端々に

d0354903_21322708.jpg

暫く会えていない
最後に会った時は栗を食べ
君に プリンス・オブ・ウェールズ
僕は セイロン
夜の海まで出掛けて
そぞろ歩いたりしてみた
あの後 午後の同じ道を
独り 手を振り振り
歩いてみたりしていたのだよ

d0354903_21371258.jpg

月や星が
日々 目まぐるしく動いている
あの夜は中秋の名月で
雲に覆われて 隠れたり現れたりする月を 
潮風のなか二人して見上げていた
今宵 もはや新月だよ
何もない夜空に潜むのは
真新しい月で
満ち始める 豊穣のエッセンス
この実りの季節に相応しい
なんだか温かな気配さえ 
ここで静かに感じているのだ

d0354903_21432729.jpg

君のメッセージの終わりは
「木々の彩りも君と同じで」
と謎めいた言葉
なんだい どういう事だい?
君の言葉は 僕の詩情をくすぐり
月は真新しくなって 秋も深まり
昼下がりの光は 熾火のように想いを暖める
やはり言葉は
頭の中で引っかかって消えるから
これはリハビリみたいなもんだよ
ちょっと詩情をくすぐられたから
やはり 
黙ってはいられないものなのだよ


また今度紅茶を
秋に相応しい 紅いお茶を
いつもみたいに
木々の彩りのように
僕は君に注ぐよ

d0354903_21594599.jpg

by tuchinoko-sha | 2018-11-07 22:19 | 文芸系

「汀にて」/ 詩

d0354903_21570297.jpg

嵐の後に訪れて
なにもない海を眺める
真水のように 静かな雰囲気を湛え
薄曇りに凪いで
境界の淡い世界
埋め尽くす 砂の下
眠る貝の欠伸のように
控えめな波音は
そろりと 睡魔を誘い出して

d0354903_22022227.jpg

風と波が
砂漠の丘のように 地形を変え
見知ったようでいて
どの辺りを歩んでいるのか
覚束なく 定かではなく
変わらない空を背景に
翼を広げた海鳥は
突堤の上で 絵画のように静止して
背後から受ける潮風
微かに揺れる 両翼が
夢との境界線を滲ませていた

d0354903_22092532.jpg

夕暮れに
散らばる貝の隙間を縫って
陽が落ちる
風は吹く
汀をゆらゆらと流し
届いたメッセージ
お互いの無事に 安心し合って
美しい時
誰しもが きっと
心の安らぎを求めていて
君は それを
僕の心に紡ぐ

ふと 懐かしい歌が
その始まりが頭に過ぎり
結局その中国語の意味は
未だ分かっていないけど
何故か 思い出したのだった
残照が
波に濡れた貝たちを照らして
どれも美しく見えて困るね
きっと どれも
この星の宝物だね

d0354903_22193820.jpg





by tuchinoko-sha | 2018-09-06 22:22 | 文芸系

「chant」/ 詩

d0354903_16083276.jpg

嵐の午後は
様々な色が沈んで 静かに
しかし地上では
木々は踊るように揺れ
風は形を見せながら
あらゆる窓を叩いている

d0354903_16084455.jpg
気怠くも そわそわとして
たゆたう水のような睡魔
グレゴリアンチャントでも流して
漂うように
風の唸りと
雨粒の音を
混ぜる

d0354903_16085293.jpg

空が騒ぎだした頃
さり気なく 舞い込んできた羽みたく
「お互い今日は不安だけど、何とか無事に通り過ぎてくれたらいいね」
そんなメッセージが ひらり
君のその言葉は
空へ向けた 祈りや歌となり
この心にも一つ
暖かな光が灯るのだ

d0354903_16090311.jpg

気懸かりな幾つかはある
こんな日
朗らかに囀っていた 小鳥たちはどうしている
やわらかに舞っていた 蝶たちはどうしている
どこで羽を休めて
この嵐を凌いでいるのだろうか
その 小さな身の無事を
朝から徒然と心に浮かべていたのだ

d0354903_16091230.jpg

ここにも 一つ
穏やかな灯火を
空間に染み込むような
ヒルデガルトアンサンブルも流して
窓の隙間より 歌を
空に向けて
舞い上がる羽のように さり気なく
羽ばたく鳩のように
放っておくのだ

d0354903_16092132.jpg

by tuchinoko-sha | 2018-09-04 16:49 | 文芸系

「end」/ 詩

d0354903_22534252.jpg

アスファルトを渡る熱波も
降り注ぐような蝉の声も
一呼吸置いたように感じられ
日陰を歩めば
夏の盛りより 幾分か
落ち着いた心地を感じる頃
葉月の終に
乳香の精油を用いて
淡々と
粛々と
一つ 気持ちを見送る

d0354903_22590945.jpg

また暦を一枚捲り
切り替えのような 区切りのような
それはささやかなる儀式であり
さようなら 葉月
お元気で 本当は怖がりな人
流れに任せ
悪足掻きはしないものさ

d0354903_23043763.jpg

波を起こそうとすると 疲れる
波とはただそこに生まれ 在る物で
波を起こすという事は
横槍を入れるようなものではないだろうか
生まれては消えていく波のなか
乗ったり 捕まえたりして
満ち干きに 揺蕩い
ゆらゆらと揺らめく
いつしか己が
波の一つとなっているかも知れないわけで

d0354903_23090874.jpg

月の終に彼女と話していた
「今日虹を見たの」
「どこかに出ていると思っていた。君が見ていたのか」
街にしばし 竜巻注意報
風の話もした
渡る風のようにと言う彼女の心に強がりをみて
そんな事言うなよと
臆面もなく
僕が風になったら 
一番にしようと思っている計画を披露する
他愛もない話
馬鹿げているようで
他愛もなく 真面目な話

暦が切り替わり
気持ちも切り替わる
しみじみと終わり
静かに始まりに繋がる

d0354903_23251780.jpg



by tuchinoko-sha | 2018-08-31 23:33 | 文芸系

「Rendezvous」/ 散文

d0354903_23413473.jpg

キッチンは、マクワウリの香り。
転がしてある縞模様の丸いのが甘く香り、辺りに熟れた夏の香りがたゆたって。
出窓には、花々の香り。
吊り下げたヒトデをポマンダー代わりにして、ジャスミンとイランイラン、その中に爽やかさを加えるグレープフルーツ。
そんなブレンド精油が存在を放っている。
心安らぐよ。
夏めいて、しかしそんな夏も盛りを過ぎてきた頃合だろうか。
何だかんだと日々は去り、残暑が僕らを辟易させても、やがて秋の片鱗を感じる日々がやって来るだろう。
今年は春先からあらゆる花が咲き急いだから、秋の花たちも早めに開くかも知れない。
台風の抜けた後の夜は気温も下がって、一心地つくように何だか過ごしやすいじゃないか。

すっかり雲も切れて、ベルベットのような夜空に緋い星が煌と光を放っている。
地球と火星のRendezvous。
まだしばらくは夜を楽しませてもらえるな。
アンタレスとどっちが緋いかな。
アルデバランと三つ合わせてソーダ水に浮かべたら、何となくザクロの風味がしそうで。
実のところ、虹の詰まったアルクトゥルスはシロップにして、そっとグラスの底に沈めておく。
何だか僕は昔から、アークトゥールスと発音するのが好きだよ。
ぼんやり地球照の浮かぶ月を切り取って、レモンのようにグラスの縁に添える。
斜から見ると麦芽糖のような色を覗かせるグラスに星々を込めて、ソーダ水の弾ける気泡は瞬き。
そういうの、美しいと思うけどな。

d0354903_23415255.jpg

あれは何時だったか、気付けば割と古くなったような気がする宵の話。
その日、空では月と金星のRendezvous。
特に珍しい出来事でもないけど、思い立ったように海辺にふらりと写真を撮りに行った。
その浜は確か海開き前で、それでもシーサイドレストランとやらが立ち現れていて、夕暮れに灯りだす明かりの中の人々の浮かれた気配が潮風に紛れていた。
「あの店内のリクライニングチェアで君が寛いでいたら、僕は腰を抜かすだろうな」
ふとそんな事を思い、それが何だか可笑しかった。
まず君はこのような雰囲気の中で浮かれるタイプでは無いし、まぁ居たら居たで構わないのだが、何だか可笑しかったのだよ。
月と金星なんて、そこに居る誰もが目に止めていなかった。
そしてそんな人々から感じる気配は分かりやすく、何気ない風を装って、それぞれが様々な戦略性を秘めている感じと言えただろうか。

d0354903_23422255.jpg

様々な思惑が散乱して、騒がしくってどうにもいけないね。
喧嘩がしたいと大声を出しながら歩く者も居たりして、
「君などは、流木にでも相手になって貰ったらどうだい?」
そんな事を思いながら海辺を流していた。
いや、流木には失礼なのだが。
あの日撮った写真を君に見せたら、一人で危なくなかったかと君は訊ねた。
何の話か一瞬分からなかったけど、あぁ、もしかしてそういう意味?
そんな事は全く頭に無かったし、本格的に暗くなる前に帰路に着いたんだよ。
僕は鳥目だからね、見え難い方が危ないからね。
君はやはり紳士だね。
人は皆、砂浜の一粒の砂のようなものさ。
しかしそれぞれが胸の炎を灯して、小さく光ったり、揺らいだり、消えそうになったり、明るく燃えたりしている。
健気なものだね。

d0354903_23432756.jpg

先日は、地球と流星のRendezvous。
久しぶりに蚊にやられながらね、一寸ベランダで粘ってみたね。
それらしき尾を引く光を二、三目にして、しかしどうにもインパクトに欠ける感じは否めずに。
流星などは、一つ目にするとまた次を探す気になって、どうにも引き際が悪くなる感じだ。
また流星群の極大日でも、僕が見ている光は流星ではない可能性が極大で、上を見ると普段目にしている青や銀や金の光が瞬く。
紛らわしいのだよ。
追いかけっこのように、羽の生えた白っぽいものも二つ飛んで行った。
あれは多分、蛾だな。
くるりと旋回して、ぴったりと息の合った飛翔だった。
君はすっかり眠っていただろうね。
ペガサスとアンドロメダの気配を放つ君は、まさしくペルセウスと言った感じなんだけどな。

この間、あの花がまだ頑張って咲いているという話をした。
すっかり花数は少なくなって、ほんの一輪二輪が消えそうになりながら明るい色を塗り替えて、そんな姿をそれぞれの場所でお互いが目に止めていたと知った。
「この子は誰?」
思えば、そう君が初めて僕に訊ねた花がヒペリカムだった。
また先頃、街の一角でこの上なく見事に咲いているサルスベリの木の写真を撮り、その姿に僕は曇天のなか一瞬息を呑む鮮烈を感じた。
君に見せると
「サルスベリはこんなに魅力的な花だったんだね、夜に見るとゾクッとするかも知れない」
そう言っていた。
しかしサルスベリはサルスベリをやっているだけで、そこに僕らがハッとしたりゾクッとしたり、各々がそんな何かを感じているのだろう。
思うに、魅力とはそのようなものではないだろうか?


手の大きさの割に指が長く見えるとか、物を置く時に静かに置くとか、自分で全く気付いていない事を君は僕に教えてくれる。
「不思議な人」
そうかな、至って自然体のつもりだけどね。
今度君にも教えよう。
君が全く気付いていないであろう、僕が見付けた君にまつわる幾つかを。
覚えていたらね。
すぐに忘れるからな。
覚えていたらね、君に教えよう。
...何だかもう、半分も覚えてない気もするんだけどな。
とりあえずキッチンに転がしていたマクワウリは、芳醇な香りで思ってた通りに甘かったのだよ。

d0354903_00234163.jpg





by tuchinoko-sha | 2018-08-17 22:22 | 文芸系

「余情」/ 詩

d0354903_18244290.jpg

やや久方ぶりに
近況は会って話したいという君
なんだい そんな事かい
何事かと気を引き締めていたら うっかりミスの話
君は案外抜けたとこがある
ひやひやさせないでくれたまえよ
心も軽くなって
また想定外に 今日は100mを四本走る羽目になったと
そんな君が浴室に居る間に
濃く淹れたローゼルにグレープフルーツジュース
苦手な強炭酸は控えめにして
疲労回復の 冷たい飲み物を作る

d0354903_18245316.jpg

先日の花火大会は 二人とも観ずに
君は存在さえ忘れてて
僕は音だけ耳にしていた
「今年は君と、一つは観ておきたいなあ」
「いいよ、僕は線香花火でも」
去年の夏は 君と線香花火をした
たった三本しか無かったけど
味わうように
瞬く火花を愛でた
友達からの贈り物だった花火は
柔らかな色の和紙で撚られて 美しかった
しみじみと
穏やかに 嗜んだものだったね

d0354903_18250385.jpg

凍らせておいたライチ 
それぞれ皮を剥いて お互いの口に放り込む
"太陽が海に落ちるよ バラ色に染まる空見ようよ"
流していた 落ち着いた歌を
君に凭れて口ずさむ
そんな時間を
悪びれもせず 美しいと僕は思っていた
別れ際の駅前で
「おやすみなさい」
と言ったから
「おやすみ」
と僕も 一つにやりと笑って


冷凍庫にはライチが一つ
これは近々 
自分で食べるために残しておいた
余情
そんな一粒の
或る夏の日の
余情を

d0354903_18251454.jpg








by tuchinoko-sha | 2018-08-11 18:20 | 文芸系

「 ∞ 」/ 詩

d0354903_23382967.jpg

ふと やりたい事を思い付き
宵の迫る海へと足をのばす
潮の具合は見てこなかった
何だか満ちていて
豊潤な水の気配
日没前に 潮騒
満ちているのに
凪いでいるような 潮騒

d0354903_23415618.jpg

潤いに触れる
日中の陽射しを孕んで
冷たくもなく 心地よいまろみ
手の平にたゆたう様な
まろやかなミネラル
微生物の息吹が
その那由多の滴に込められている

d0354903_23443567.jpg

あれは何時だったか
或る日 頭上から降った声は
eternalと囁いた
しばらく前 その声は僕に
Infinityと囁いた

潮の満ち干きのように
月の満ち欠けのように
巡る季節の輪のように
どうやら
愛というものは
無限の様相を帯びているらしい
そんな片鱗に触れた気がしたら
その途端にそれはまた
波のように
遠のいて 近付いてくる
潮騒のように
胸を打ちながら

d0354903_23495574.jpg



by tuchinoko-sha | 2018-08-08 23:51 | 文芸系

「夜間飛行」/ 詩

d0354903_22512357.jpg

友と
何気なく交わす 夜の電子書簡
アラベスク模様の話から始まり
話題は何時しか 映画に関するあれやこれや
僕は映画は然程観てこなかったが
それなりに被る話題もある
「"時計じかけのオレンジ"はファッション感覚で観てたわ」
という友に
「あれは僕も観たが、その後改めて観直すと胸が悪いもんだ」
そういや10代の頃 
歳上のバンドマンに薦められたんだと懐かしむ
そのバンドマンに貰ったTシャツを
今でも持っているけど
なんかもう いらないかもなと俄に思う

"ブエノスアイレス"の話もする
あれは映画館で観たよ
また"ベニスに死す"について
3回目にして ようやく深さに気付いたなどと
思い出したように
僕はつらつらと不可視な伝書鳩を飛ばす
「例のアンティークライト、どうなった?」
「あれはまだ飾りのままなの」
まぁ いいさ
楽しみは取っておいても

d0354903_23072776.jpg

冷房が効きすぎて寒さが堪える
例えればそんな 無粋な状態で
温かい紅茶で和む
気付けばそんな やり取り
思わず時は過ぎ
さながら夜間飛行
そういや "ヴォル・ドゥ・ヌイ"
あのバラをバラ園に植えたのは何時だっけ
咲いたら 案外青くなくって
まぁ いいさ
香りはよかった
灼けるような暑さの
始まったばっかりの8月の
夜の余興のような
このささやかな
夜間飛行

d0354903_23113901.jpg

by tuchinoko-sha | 2018-08-03 23:19 | 文芸系

d0354903_06413442.jpg

やけにハーブの香る朝は
出窓に 空のリフレクション
白く残月も浮かび
今日は暑くなる
鳥たちも ぽつぽつ寄って
やあ 君たちは元気にしてたかい
篠突く雨の間
どうしていることやらと
密かに思っていたのだ

d0354903_06450336.jpg

昨夜は
君からのメッセージに和んだ
お互いの街に避難勧告が出ていたからと
そう 僕も君の街を気にかけていた
安心したよ
無事でなにより
そんなやり取りに
穏やかな波紋が広がって
暖かい色が相応しいような
蜂蜜のようにまろやかな
温度と質感を感じた

d0354903_06513930.jpg

蘇るような
朝陽はやはり 良いものだよ
ビターなグレープフルーツジュース
流し込んで
すっきりとして
今日は暑くなるよ
ここ数日の 水を湛えた空が嘘みたいに
眩い光が僕たちを照らす
今日は暑くなる
気を付けてくれたまえよ

d0354903_07002734.jpg

by tuchinoko-sha | 2018-07-09 07:00 | 文芸系